アップルギフトカード(iTunesカード)は便利な電子ギフト券ですが、詐欺に使われることも多い事実はよく認識しておく必要があります。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺の手口は実にさまざまで、何種類かのパターンを知って気をつけていても別の角度から騙されてしまうこともあるでしょう。
この記事では実際に使われているアップルギフトカード(iTunesカード)詐欺の方法を紹介しながら、詐欺に遭わないための対策や遭ってしまった際の対処法について紹介しています。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺に興味のある人の参考となれば幸いです。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺に関するニュース
ここからは、実際に報道されたアップルギフトカード(iTunesカード)詐欺に関するニュースについて解説します。
電子ギフト詐欺、9割はApple悪用 警察庁が対策要請 2024年6月11日 2:00配信
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE044L20U4A600C2000000/
「会員料金が未納」60代男性 330万円だまし取られる アップルギフトカードのコードを伝える 富山・小矢部市 2024/5/1(水) 19:54配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/c78c22f9ecf92f9a26042223cc66e30553ce8cb8
特殊詐欺、直近10年で最多 被害総額も2年連続で増加 2024/2/8(木) 10:20配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/59e51a5126a5f8bb3224c0e14e6de5e119512ae7
「有料サイトの未納料金が発生」40代男性が2千万円超の詐欺被害 1千万円分のアップルギフトカード購入等で 2024/01/09 21:26配信
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20240109_32156
アップルギフトカードを指定する特殊詐欺が県内で多発 注意を 2024年02月14日 10時57分
https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20231025_30840
「ウイルスに感染」iTunesカード10万円被害 2023年10月26日 19時12分
https://news.wbs.co.jp/190430
iTunesカード詐欺に関するニュースを読んでいて驚かされるのは、その手口の多彩さです。
ウイルス感染を装っての詐欺だけでなく、カードに印刷されているバーコードへの細工、さらには高齢者を狙った特殊詐欺との合わせ技など内容は一定ではありません。
そのためiTunesカード詐欺に対抗するためには単一の対策を取るだけではなく、より広い知識を持つことが重要になると言えるでしょう。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺被害の体験談
ここからは、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺に遭ってしまった人達の体験談を紹介します。
海外のチャットサイトで知り合った相手に『iTunesギフトを贈りたいのでカードを買ってきて』と言われました。説明によるとアカウントにギフト金額をチャージするのにカードが必要とのことでしたが、当時はiTunesカードに関する知識がなくてすっかり騙されてしまいました
しばらく連絡を取っていなかった友人のアカウントから、交換したいものがあるのでiTunesカードを用意して欲しいとのメッセージが届きました。たまたま手元に未使用のiTunesカードがあったので安易にコードを送ってしまったのですが、その後友人のアカウントが乗っ取り被害に遭っていたことが発覚。詐欺と気づいたときには後の祭りでした
アダルトサイトから料金未納があるのでiTunesカードで支払って欲しいと連絡されました。明らかに怪しかったのですが使った覚えのあるサイトだったのと、少額のカードしか要求されていなかったこともあって万が一を考えて振り込んでしまいました
何度かギフト券の現金化はしてるけど、本当に詐欺サイトの存在にだけは気をつけろ。ちょっと買取率が他より高いからって知らないサイトにコード送ったらそのまま消えた。まじ最悪
iTunesカードを使った詐欺に遭った、または遭いかけたといった話題はネット上で簡単に見つけることができます。
手口についても実際に事件化しニュースになっているものよりもさらに巧妙で、騙されても仕方がないと思ってしまうような内容も少なくありません。
またアダルトサイトやSNSなどから流出した個人情報がiTunesカード詐欺に利用されているケースもよく見かけます。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺の5つの手口
ここからは、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺のよくある5つの手口について解説します。
SNSでの「iTunesカードプレゼント」を装った詐欺
SNSで「いいね!やリツイートをしてくれた人の中から抽選でiTunesカードをプレゼント」といった企画が行われることはよくあります。
しかしその中には個人情報を抜き取ることだけが目的で、実際には誰にもiTunesカードが配られないことも珍しくないのが実情です。
このパターンの詐欺は被害者が実害を認識しにくいことから、知らず知らずのうちに被害に遭ってしまうのが恐ろしいポイントと言えるでしょう。
ゲームアカウントを取引する際の詐欺
価値あるプレイデータを持ったゲームアカウントは、専用のサイトを通じて売買することが可能です。
しかし規約で禁止されている行為であることから売買時には現金を使わず、代わりにiTunesカードのような電子ギフト券を使うことも多くなっています。
そうしたゲームアカウント売買のタイミングではiTunesカード詐欺が非常に発生しやすいと考えておいた方がいいでしょう。
アドレスを偽装したフィッシングメールを使った詐欺
フィッシングメールはネット詐欺の定番ですが、いかにも偽物とわかるフィッシングメールに隠れて本物とまったく見分けのつかない「本命」が紛れ込むことは常に警戒する必要があります。
特に実際にiTunesカードを使った取引を行った直後に公式に偽装したフィッシングメールを受け取ると、注意が散漫になってうっかり引っかかってしまうことがあります。
相手のメールアドレスは入念にチェックして、公式との違いを把握しておくようにしましょう。
コミュニティサイトを通じての詐欺
出会い系サイトやマッチングアプリで知り合った相手からiTunesカードを使った金銭契約を持ちかけられることもあります。
パパ活・ママ活といったタイプの契約では現金よりも電子ギフト券で取引した方が何かと便利であることも確かなので、自然とiTunesカード詐欺が発生しやすい環境が生まれてしまうことになります。
乗っ取られた個人アカウントを介しての詐欺
LINEに代表されるプライベートなSNSアカウントが乗っ取られ、詐欺に悪用されるケースも最近は増えています。
本人が迷惑を被るだけでなく家族や仲の良い友人がターゲットにされることも多いため、被害の規模が大きくなってしまうのもアカウント乗っ取りと組み合わせたiTunesカード詐欺の注意点となります。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺被害の回避方法を解説
ここからは、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺被害にあわないようにするための注意点を解説します。
iTunesカードを正規の目的以外で使わない
詐欺に対する一番シンプルな対応は、iTunesカードを「Appelアカウントへの残高チャージ」という本来の目的以外には一切使わないことです。
たとえば他人へのプレゼントや現金代わりの報酬など、iTunesカード自体を価値あるものとして取引することを止めれば詐欺に遭う確率は一気に減ることになるでしょう。
iTunesカードを要求する相手は疑ってかかる
上記の対策と関連して、そもそもiTunesカードを正規の目的以外で使おうとしている相手のことは疑ってかかるべきと言うこともできるでしょう。
iTunesカードでの取引を持ちかけてくる相手はその時点で、何かやましい事情があるのだと考えるのが自然です。
そのため、そうした取引にはなるべく近づかないようにすることが大切になります。
どうしてもiTunesカードを使った取引をする際には、相手の信頼性をしつこいくらいに確認しておくことが求められるでしょう。
リンクを踏んだり電話をかけるのはNG
相手のことを調べたいと思っても、メールに記載されているリンクを安易に踏んだり連絡先に直接電話をかけるのは絶対NGとなります。
基本的に詐欺に対してはこちらからリアクションを返した段階から被害が発生してしまうと認識しておきましょう。
アップルギフトカード(iTunesカード)買取業者による詐欺の手口
ここからは、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺を行う買取業者について解説します。
アップルギフトカード(iTunesカード)の買取を行う業者にも、詐欺行為をする悪徳業者が存在します。
現金振り込みをせずに音信不通になる
電子ギフト券買取業者の中には、iTunesカードのギフトコードを受け取ったあと現金の振込を行わず、そのまま消えてしまう詐欺業者も存在しています。
詐欺業者が開設しているサイトは歴史が浅く運営実績がほとんどないことが大半ですが、それゆえに「まだ誰も使っていないお得な新規サイト」と勘違いされる仕掛けに満ちています。
自分だけで判断しているとすべての詐欺サイトを回避することは難しいので、やはり買取業者を選ぶ際には実績を最重要視することが必須となるでしょう。
利用者の個人情報を横流し・売却などで悪用
iTunesカードの買取自体はきちんと行っていても、その際に会員情報として取得したデータを第三者に売り渡したり別の詐欺に悪用するタイプの詐欺業者もあります。
個人情報の悪用は実際に被害が現れるまで自覚できないので、対策には個人情報の取り扱いを厳密に行っている信頼性の高い業者を見つける以外にはないと言えるでしょう。
安全なアップルギフトカード(iTunesカード)買取業者の特徴
ここらは、安心して利用できるアップルギフトカード(iTunesカード)買取業者の特徴を解説します。
運営会社の情報を詳細に開示している
信頼性の高いギフト券買取業者の特徴として、運営会社の情報を丁寧に開示しているという要素が挙げられます。
公式サイトの会社情報ページなどに会社所在地と事業内容を詳しく明記している業者は、少なくとも「消える」心配はないと捉えることができるでしょう。
またギフト券の買取業務は「古物商取引」に相当することから、所在地の公安委員会から古物商許可番号を取得していることも安全な業者の条件となります。
個人情報の守秘義務に関する文言がある
「プライバシーポリシー」といった形で利用者の個人情報をどのように守っているのかについて詳しく解説している業者を選ぶことは非常に大切です。
プライバシーポリシー自体を事細かに読み込む人はあまり居ないと思われますが、だからといってその部分をおざなりにしている業者を信用することはできません。
特に個人情報を別のサービスや業者に対して流用しないことをはっきり示しているかどうかは、しっかりチェックしておいた方がいいでしょう。
詐欺被害の心配がなく、安心して利用できるアップルギフトカード買取業者の情報は、下記のリンクからご確認いただけます。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺にあったらするべき行動
ここらは、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺にあったときにすべき行動について解説します。
すぐに警察署に被害届を提出する
iTunesカード詐欺に遭ってしまったら、まずは警察に相談し被害届を提出しましょう。
被害届の提出は自分自身の利益を守ると共に新たな被害者を出さないための社会貢献でもあります。
少額の被害だからといって我慢してしまうと同じ詐欺が横行することになるので、詐欺の存在を知らしめるためにも警察への情報提供は積極的に行いましょう。
すぐにクレジットカード会社に連絡を取る
次に重要なのはクレジットカード会社への連絡です。
iTunesカード詐欺とクレジットカードは一見すると無関係に思えますが、iTunesカード購入時にクレジットカードを利用していた場合にはそこから情報が漏れる可能性があります。
またiTunesのアカウントにクレジットカードを登録していた場合にも、連携を解除するなどの対策を取っておいた方がいいでしょう。
すぐに国民生活センターに消費者保護の相談をする
iTunesカード詐欺に遭ってどうしたらいいのかわからなくなった際には、消費者の利益を守るための「国民生活センター」に相談するのがおすすめです。
国民生活センターは消費者に対する詐欺行為について総合的なアドバイスを実施しているので、iTunesカード詐欺に遭ったあと何をすればいいのかを的確に指示してくれます。
『アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺』についてのまとめ
今回は、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺について知りたい人のための情報をまとめました。
詐欺の手口は年々巧妙化しており、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺被害に関する報道もよく目にするようになっています。
詐欺の手口、対策、詐欺被害後に取るべき行動などは、自分の身を守るために把握しておかなければなりません。
まずは、詐欺被害のニュース、詐欺被害の体験談、詐欺の手口の解説をご確認ください。
アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺に関するニュース
これで被害にあう前に、詐欺に気づくことができます。
次に、より詳しい詐欺被害の回避方法を確認することで、詐欺にあう確率を下げることができます。
ぜひご確認ください。
これでも、アップルギフトカード(iTunesカード)詐欺にあってしまうことがあります。
もし、詐欺の被害にあってしまった場合には、警察、カード会社などにすぐに連絡しましょう。
すぐに連絡をすることで、被害を最小限に抑えることができます。
詳しくは下記をご覧ください。