Amazonギフト券買取業者は多数あります。一部高評価業者を除くと、その見極めはとても難しいものです。
まず悪質な業者を除外し、次に、レートやスピードなどで利用価値があるかどうか判断することになります。「平成ギフト」は、「まともな業者」ではあるようですが、細かく見るとどうなのでしょうか?
Amazonギフト券買取とは?
Amazonギフト券は、クレジットカードや携帯電話のキャリア決済で購入できます。
購入したギフト券を専門業者に買い取ってもらうことで、手元に現金を残すことが可能です。
Amazonギフト券はカードタイプや商品券タイプなど、複数種類がありますが、買取に最も適しているのは「Eメールタイプ」です。
Eメールタイプは、クレジットカードや携帯電話のキャリア決済で購入できます。
また、データ上(Eメール)でのやり取りが可能なので、ギフト券の発送などの手間もなく、スピーディーに手続きができます。
買取率はサイトによって異なりますが、およそ80%から90%台です。
クレジットカード現金化と比べると、買取率(換金率)も高めです。
なお、Amazonギフト券には有効期限があります。
期限切れのギフト券は買取不可なので、注意しましょう。
平成ギフトは最高買取率を95%としているが…?
平成ギフトでは、Amazonギフト券の最高買取率を「95%」としています。これはかなり高い数字で、もし本当にこのレートで換金できるなら、誰も迷わないかも?という水準ですね。
サイトに表示される「最大値」のレートは、以下の様なものです。※2017年9月13日現在の情報
- Eメールタイプ 最速プラン:94%
- Eメールタイプ スタンダードプラン:95%
- 印刷タイプ 最速プラン:93%
- 印刷タイプ スタンダードプラン:93%
- PINCOM発券のAmazonギフト券 最速プラン:94%
- PINCOM発券のAmazonギフト券 スタンダードプラン:95%
- その他ギフト券 最速プラン:91%
- その他ギフト券 スタンダードプラン:93%
「最速プラン」とは最短10分で振込がなされるもの、「スタンダードプラン」は1週間程度を要するものです。
Webサイトには、あくまでも最大値の表示しかないため、問い合わせをしてみないと実際のレートは不明、ということになります。
買取手数料は、初回に限り0円、以降はすべて150円となります。金融機関を問わず一律です。…ただ、その直ぐ上に「手数料はすべて弊社負担です」の表記があり、まぎらわしいですね。
「いくらから買い取ってくれるのか」「最大金額はいくらまで買い取ってくれるのか」の表記は特にありません。フォームからも推測不能です。
24時間電話・メールで対応としており、「ゆうちょ銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行」であれば土日祝を含めて24時間振込対応となっています。
キャンペーンの表示もあり、ギフト券や電化製品のプレゼントがある、と表記されています。2017年では3月に「3%UP」のキャンペーンが行われています。しかし疑問が…。「10万円以上の方に限り買取率90%」というキャンペーンがあるのですが、同じ日、買取率表の最大値としては、91-95%の表記があるのです。どういうことなのでしょうね。
平成ギフトの申し込みの流れ
[st-step step_no=”1″]フォームに必要事項を入力します[/st-step]
名前、電話番号、メールアドレスが必須項目で、手元にあるならギフト券の金額も入力します。
ここで、振込先口座をプルダウンメニューから選びますが、「 ゆうちょ銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行、その他の金融機関」に加えて、「三菱東京UFJ銀行」が表示されます。
また、「Amazonギフト券の入手方法」もラジオボタンから選択します(選択しなくても申込可能)。「現金、クレジットカード、携帯キャリア決済、その他」から選びます。
[st-step step_no=”2″]案内メールを確認し、身分証を送信[/st-step]
案内メールが届きますので、「運転免許証、住民基本台帳カード、健康保険証」のどれかの写真を使って、本人確認をします。
[st-step step_no=”3″]振込がなされます[/st-step]
買取ステップ自体は変わったものではありません。状況によっては時間がかかる旨が記されています。
しかし疑問点が2つ。まず、サイト内に特別な表記のない「三菱東京UFJ銀行」が突然プルダウンメニューに現れ、その代わりに「住信SBIネット銀行」がないのです。何か不自然ですね。
また、「Amazonギフト券の入手方法」を入力する必要はあるのでしょうか。他業者では特にフォームで求められたり、聞かれたりしないことです。こちらについても「何なのだろう?」と思ってしまいますね。
平成ギフトの振込時間について
ゆうちょ銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行、住信SBIネット銀行:24時間対応
それ以外の金融機関の場合:9:00~15:00
このあたりは標準的です。
サイトは特に変わったものではありませんが、古物商営業許可などの情報はありません。また、Eメールアドレスの表記がなく、問い合わせの場合「申し込みフォーム」を使うことになっているのも、不便です。
ブログ更新は、2017年9月現在では、同年5月までの更新が確認でき、何年も放置されているような業者よりは、いくらか良いかな?と思えますね。文章的におかしいところなどもありますが、スタッフ自身で手軽に書いているのだとすれば、それはさほど問題ではないかも。
平成ギフトは、どんな人、どんなときに向くのか?
高レートになるか試してみたい人
平成ギフトでは、「最大値」について、各券種かなり高いものを示しています。最初からこの業者に決める理由はほとんどないですが、お試しで問い合わせをする価値ぐらいはありそうです。
Eメールタイプのギフト券を持っている人
2017年9月現在の情報では、「最大95%」となるのが、Eメールタイプです。あくまで最大ですが…。
キャンペーンに期待してみたいとき
「他業者でどうも良いレートが出ない」というときには、覗いてみても良いかもしれません。2017年では3月に「3%UP」のキャンペーンが行われています。
ユーザーそのものがかなり少ない?平成ギフトの口コミ
現時点では、ネット上に「平成ギフト」を利用した人によるレビューなどは見当たりません。
現在、クラウドワークスやランサーズなど、オンラインサービスを活用し、アンケート調査を行っております。
平成ギフトに関する評判のデータが溜まり次第、レビュー内容を公開していきます。
また、当メディアでも平成ギフトを利用したことがある方からのレビューを募集しています。
平成ギフトはまだ新しいが、現状では「普通」以下である
平成ギフトは比較的新しい業者であり、先々の期待ができないわけではありません。しかし現状(2017年9月)では、「普通以下」の評価しかできませんね。
「最大値95%」はほとんど意味のない数値ですし、サイトに表示されるレート表もすべて最大値。結局ユーザーは問い合わせをしないと、実際のレートがまるでわからないのです。
問い合わせの結果レートが高いというならともかく、実質85%程度だったという口コミも多く、それであれば「88%などと最初からWebサイトに書いてあって、実際にも88%で換金する」ほうがよほどマシです。
スピードについては、標準的と思われますが、一週間程度を要する「スタンダードプラン」を使っても低いレートとなったのでは、まさに時間のムダですね。
また「連絡がつかない」という口コミもあり、「今直ぐ買取してほしい」というニーズに、最初の段階から対応しないことになります。※契約後に連絡がつかなくなった、という口コミはなく、詐欺ではないでしょう。
「相談によってレートが上がった」という口コミはちょっと気になるところです。珍しいことではないのですが、平成ギフトの場合、ときに無理をしてでも他業者に差をつけないと生き残れない状況と思われます。自信のある方(取引実績の多い人)は電話などしてみてもいいでしょう。
サイト内には、ユーザーの混乱を呼ぶ表記(手数料がかかるのに、かからないと書かれている部分がある等)も見られますし、古物商営業許可の表記などがありません。フォームで聞かれる事項にも疑問がありますね。
たとえば買取率が平均的でも、サイト作りなどの部分がしっかりしていると、一定の人気は得られるものです。「最高レベルのレートでなくても、信頼できる業者を選びたい」というニーズも結構あるのですよね。平成ギフトの場合、サイトなどもあまり評価できず、そうしたユーザーもまず選ばないでしょう。
総合して「普通」にも微妙に届かない、といった印象。あえて使う意味はないでしょう。
平成ギフトの口コミ評判まとめ
平成ギフトは、ハッキリ言ってわざわざ利用する価値のない業者です。
ネガティブでない評価ができるとすれば、「悪徳・詐欺ではない」「極端に悪い口コミもない」ということぐらいです。でも「詐欺ではない」とか、当たり前ですからね…。
レート的にも、スピード的にも注目できるものはなく、大きな特長もナシです。「最大95%」の表記や、かなり高めに見える「最大値」のレート表も、全く参考になりません。「最大」と書かれてあるので詐欺ではありませんが、85%などの買取例がほとんどのようです。
平成ギフトではサイトのつくりもあまり良くなく、ユーザーが戸惑ってしまうような表記(サイト内で言っていることが矛盾している)も見られます。悪意があるのではなく、「雑」「手抜き」な印象ですね。
まだ新しい業者ではあります。しかしAmazonギフト券買取は、レストランではないですね。「新しいから」と好奇心から利用する意味も、特にない世界です。
「キャンペーン」をかかげてはいるので、平成ギフトについては、ときどきキャンペーンをチェックしてみる価値があるかどうか?くらいですね。